トレーラーハウスPJ(オフィスタイプ)





平常時は防災に関する研究等を行うワークプレイスとして利用し、災害時には被災地支援に対応するスマートトレーラーハウスをデザインしました。
平常時にオフィスとして利用する際、トレーラーハウスという限られたスペースの中でも、集中ブースやインナーテラスなど、その時のタスクや気分に応じて場所を選択できる多様な空間としています。非常時においては、インナーテラスを被災者の休憩所やキッズスペース、相談ルーム等として利用可能とするため、外部から直接アクセスできる計画としています。断水時においてはユーティリティスペースにラップトイレを設置し、簡易トイレとして外部から利用できるようにするなど、フェーズを問わない計画としています。
走行時は収納し、設置後に拡張するチップアウト機構により、有効幅を一部、約40%拡張可能としています。内装は、外部環境を柔軟に受け入れるためにニュートラルな表情を指向しつつ、主要な執務スペースではタイムラインの書き出し等に対応するため、一部をホワイトボードウォールとしています。トイレにおいては、断水時に便座を覆うように簡易棚を設置し、更衣室として利用可能とするディテールなど、内装においても平常時と非常時の利用シーンをシームレスにつなぐデザインとしています。
外断熱を採用し、高い断熱性能により省エネルギーを実現するとともに、屋根の太陽光発電パネルと蓄電池が非常時の照明・通信をバックアップします。また、LEO衛星通信に対応(予定)し、通信環境がダメージを受けている状況においても円滑なコミュニケーションや情報収集が可能となっています。
施 主 :NTT-ME NTT東日本防災研究所
製 作 :トーエイ
デザイン :中島行雅/エータスデザインラボ+三原一哲/グッスリ・アーキテクツ
